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スケールとは何か


1/3 ①曲とは何か ②スケールとは何か ③メジャースケール


2/3 ③’メジャースケール例 ④マイナースケール 


3/3 ④’マイナースケール続き ⑤メジャースケールとマイナースケール

①曲とは何か?


入門レベル・・・音が時間経過とともに出たり消えたりするもの。

→音の高さや発するタイミングがランダムでは曲にならないので、規則性が必要

→音の高さに関して、その「規則」がスケールというものになる。

②スケールについて


スケール・・・その曲で使われる音を並べたもの

→スケールが決まる=その曲に存在する音が何で、それぞれどういう位置づけなのかが決まる=その曲の世界観が決まる=調性(=キー)が決まる

③メジャースケール


代表例は「ドレミファソラシド」=ドを主音とするメジャースケール。

→ドレミファソラシドと同じ音程関係で音が並べば、メジャースケールである。

→同じ音程関係とは、「全全半全全全半」となるということである。

→主音から各音の音程を覚えるより、「全全半全全全半」を覚えた方が簡単。(→図で覚えるともっと簡単)

③’メジャースケール例


主音を「ミ」とした場合、「ミ ファ# ソ# ラ シ ド# レ#」がメジャースケールである。

④マイナースケール


メジャースケールの6番目からスタートした音階がマイナースケールである。

④’マイナースケール


マイナースケールの代表例は「ラシドレミファソラ」である。

→マイナースケールには導音がないので、メジャーに比べ変則的な事項が発生する(次回以降で解説)

⑤メジャースケールとマイナースケール


メジャー=長調・・・明るい マイナー=短調・・・暗い

→同じ音の構成でも、主音に対し3,6,7度が長と短の位置づけが異なるため、雰囲気が変わる。

→メジャースケールの6番目からスタートするとマイナースケール。2,3,4,5,7からスタートするものもある(チャーチモード)が、淘汰され、使い勝手の良いメジャースケールとマイナースケールが残った。
→チャーチモードは見直され、ジャズや特別な世界観を表す曲、ギターソロ等で使用されている。