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2017.3.15更新 2017.3.15作成

呼吸自体は歌にとってかなり重要

呼吸は、声を出すときに声帯を振動させたり、リズム感や声の雰囲気にも影響を与えるため、歌にとってかなり重要であることは間違いありません。

しかし、呼吸にこだわるのは、最後の話だと思った方が良いでしょう。

声帯回りの筋肉やそれを使いこなす神経のコントロールが備わって、鼻腔への響きも意識できた上でこだわるのが呼吸です。

ほとんどの人は、最初の段階で声帯回りの筋肉が使いこなせません。
筋肉が使いこなせないので、高い声や強い声が出せないという問題を抱えています。

この段階で呼吸にこだわっても、高い声や強い声が出せないという問題解決にはほとんど役に立ちません。

まずは筋肉的な部分から手を付けていくべきだと考えます。


歌い手として実績十分な指導者が呼吸を重視する理由

一方で、最初から声帯回りの筋肉が使いこなせる才能を持った人がごく少数ながら存在します。
そのような人は、最初から歌が上手いですし、高音も出せますし、鼻腔にも響く声も出せます。

基本的には、そのような人が歌で輝き、プロの歌い手となったり、指導者になります。

当然のことながら、天性の能力を持った人が指導者になると、自身があまり苦労してこなかった筋肉の使いこなしや鼻腔への響きに対する課題意識が希薄となり、そのような問題をすっ飛ばして「呼吸」とか「開く意識」などの概念でのみ歌の練習を語るようになります。

このような指導者に当たると、筋肉が使いこなせない人は筋肉的なトレーニングを十分に積めぬまま、出せない声を出せる日を迎えることなく歌を辞めていくことになります。

(筋肉的なトレーニングは時間がかかるので、人生の戦略的に見た場合に、歌を辞めて別のできることに時間を費やすということも素晴らしい選択肢ではあると思います。)

何か発声の問題を抱えている人は、「呼吸」一辺倒で歌に臨むのではなく、その問題を解決・軽減させる努力をしながら、呼吸について学ぶのが良いでしょう。

【このページの参考文献】

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