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2017.3.13更新 2015.5.12作成

メカニズム面、フィーリング面をしっかりわけて考えることが大切

ボイトレの教室に通ったり、書籍、動画等を通じて学ぶということは、必然的にその先生の歌の理論を学ぶことになります。

歌の理論は、大きく2タイプに分けられます。
○フィーリング(体感)の理論
○メカニズム(発声のしくみ)の理論

ボイトレ関連の知識に触れた際は、この2つのどちらなのか明確に意識することが大切です。
また、どちらも必要なので、片方に偏ってはなりません。自転車の補助輪のごとく両方必要です。
フィーリングの理論とは、実際に歌うときやトレーニングのときに、どのようなイメージで声を出せば良いのかということを言います。
声を出しながら「ここに響かせて!」というのがレッスンの内容になります。

声帯周りの筋肉は随意筋には分類されているようですが、実際には意識しても直接コントロールすることは難しいので、声を出すイメージをコントロールすることによって、意図した声を出していくことになります。

あなたが食べ物を食べるとき、顎の筋肉の動きを意識しながら食べるでしょうか?
おそらく「食べる」という動作を一つの行動として捉えているでしょう。

同じように、声を出すのも、声帯回りの筋肉の動きを意識するのではなく、「声を出す」という動作を一つの行動として考え、コントロールすることで、結果として声帯回りの筋肉を意図したとおりに動かすのです。
メカニズムの理論とは、声が出るときに、声帯や声帯周りの筋肉がどのように動くか学び、それを鍛えることを言います。
どのようなしくみで声が発するかを知ることは、的確で効率的なボイストレーニングのためには必須です。

もちろん、実際に人前等で歌うときは、フィーリングを頼りに歌うことになり、メカニズムを知っていることは全くプラスにはなりません。
しかし、あくまでもトレーニングの段階では、メカニズムの知識は不可欠です。

例えば、腕の力を鍛えたい人が、腕の筋肉を鍛えることが必要ということを知らないで、うさぎ跳びばかりやっていたとしましょう。
これで腕の力が養われるでしょうか?

巷にはありとあらゆる「ボイストレーニングの方法」が転がっています。
メカニズムを学び、理にかなっていると納得したトレーニングをやり、無意味そうなトレーニングは捨てていくことで、無駄な時間、労力、お金を費やすことなく歌のレベルを上げていくべきでしょう。


ボイトレの先生によって偏りがある

フィーリングとメカニズムですが、ほとんどのボイトレの先生はどちらかに偏っています。

私の勝手な見解ですが、
・幼いころから声楽をやっていた先生はフィーリング重視、
・バンド活動などで音楽を始め、理屈で考えることが好きな先生はメカニズム重視
であることが多いと感じています。

ボイトレ本やレッスンで学ぶ際は、必ず、「今学んでいることはフィーリング面なのか、メカニズム面なのか」を意識して、知識を自分の中で分類した方がよいでしょう。

当サイトでは、可能な限り、フィーリング的側面とメカニズム的側面を併記してまいります。

【このページの参考文献】

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