TOP > ボイストレーニングの知識TOP >声を出そうとするのではなく、響きを管理することで声をコントロールする。

歌うときに何を意識すべきか

歌う際は何に意識を集中して歌えば良いと思いますか?

呼吸でしょうか?、声帯や体の振動でしょうか?、口の形でしょうか?

結論から言うと、上記のいずれでもなく、声の響きに意識を集中させるべきです

 

ボイトレ本などに「声を飛ばすイメージ」と書かれていることが多いため、

声を出そうとして強い息を吐き、力んだ発声になってしまっている初学者の方を多く見かけます(特に男性)が、

声を出そうとするのではなく、声を発する際の響きに着目し、力みなく発声することが第一歩となります。

響きの「量」と「質」を常にモニタリングしながら歌います。

(その上で、感情表現にも気を付けながら歌います。)

 

発声をミスして適正な響きからズレた場合は、歌いながら修正していくことになります。

 

 

また、ミスをしないことも重要ですが、そもそもの実力がなければ響きは適正にはなりませんので、
日々の地道な声帯回りの筋トレや、声の出し方(響かせ方)の試行錯誤は欠かせません。




何が適正な響きかは初心者にはわかりにくい

響きをモニタリングしながら歌ったり、トレーニングを行っていくべきですが、

響きというものは形がないため、歌を始めた初心者の方にはなかなかわかりにくいというのが実情です。

 

歌を始めた方は、必ず、鼻腔共鳴に詳しいトレーナーのボイトレを1度は受けることをおすすめします。



【このページの参考文献】

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